英単語は書いて覚えてはいけない【理由は3つ】

こんにちは、しゃいにーです。

断言します。

単語をおぼえるときは、書いて覚えてはいけません。

普段、英語の勉強法に関してはどちらかというと「あなたに合った方法ならなんでもいい」というスタンスですが、これは例外です。

たとえそれがやりやすくても、英単語を書いておぼえるのは本当にやめてほしい。

ここまではっきりと言うのには理由があります。

ちゃんと説明しますので、今もし書いておぼえる方法で単語をやっている人はぜひ最後まで聞いてください。

そして別の方法にシフトしましょう。

関連記事→単語帳を利用した効率のよい英単語の覚え方

英単語を書いておぼえてはいけない理由は3つ

英単語を書いておぼえてはいけない理由は3つあります。

  • 時間がかかる
  • やった気になる
  • 発音に悪影響

次の見出しから順に説明していきますね。

時間がかかる

書いておぼえることの一番のデメリットはこれです。

時間がかかりすぎる。

単語を1つおぼえるのに10回ノートに英単語と日本語訳を書かないとおぼえられないとして、1回あたり5秒要するとすると、

たった1単語やるのに50秒もかかってしまいます。

10個おぼえようとすると500秒、すなわち8分ちょいもかかってしまうわけです。

あたらしい単語を書かずに、読んでおぼえた場合、わたしの感覚では10個やるのに5分もかかりません。いや、3分くらいで終わるかも。

もちろん個人差があるので一概には言えませんが、読んで10分かかる人はおそらく書いておぼえるとそれ以上に時間を要するはずです。

書かないとスペルが覚えられない?

そうは言っても書かないとスペルが覚えられなくて困る、と思うかたもいるかもしれません。

でも、スペルがわからないと困る場面ってそんなにありますかね?

「英語が話せるようになりたい!」と思って勉強している人は、会話がメインの目標なのだから、スペルは必要ないですよね。

「仕事で英文メールを打つことがあるから」みたいな場合にも、パソコンやスマホなら自動変換で事足りるのではないでしょうか。

あとは試験対策?
TOEICも英検もほぼマーク式です。

英作文対策にちょっと必要かなってくらい。
正直、この程度なら英作文の対策中に書けなかったものだけ確認すればいいレベルだと思います。

スペルを覚える必要性って実はそんなに高くないんです。

やった気になる

ガリガリと一心不乱にノートに英単語を書いていると、なんだか勉強を頑張っている!と誇らしい気持ちになります。

でも、それで実際に頭に残っている単語ってどのくらいありますか?

ちょっと一呼吸おいて考えてみると、時間がかかるわりに定着率が悪いということに気づくと思います。

書いておぼえる単語学習法は、ノートにびっしりと書かれた英単語をながめて、「やった気になってしまう」のも一つのデメリットです。

どれだけの時間と量を費やそうとも、記憶に残らなければ意味がありません。

時間と労力のムダづかいです。

おなじノートにガリガリ書く勉強法でも、かけた時間と労力の分だけどんどん効果が感じられるものもあります。写経です。

関連記事→表現の幅が広がる!英語写経がおすすめ。(執筆予定)

英単語をガリガリ書く時間があるのであれば、その分をこちらに回して表現のブラッシュアップをしてほしいなとわたしは思います。

発音に悪影響

わたしが高校生のときの話です。

とある男子生徒がbycycleという単語を、たぶんスペルで覚えてたんでしょうね、「バイシクル」と発音して先生にめちゃくちゃ怒られていました。

(うちの高校の英語の先生はめちゃくちゃ怖くてみんなビビりながら授業を受けていましたw)

正しい発音は、カタカナで表記するのは好きじゃないのですが、「バイサコー」に近いですね。

この男子生徒が英単語を書いておぼえていたかどうかはわかりませんが、発音に意識がいっていなかったことは明らかです。

書いておぼえると、発音よりもスペルに意識がいきます。
すると、この彼のように本来の発音とはまったく違う発音で覚えてしまう可能性はあがります。

まちがった発音で単語を覚えてしまうことは、スペルがわからないことよりもデメリットが大きいです。

リスニングが聞き取れなくなるし、スピーキングでも相手に伝わりません。

英単語をおぼえるときは、スペルよりも発音のほうがずっと重要なんです。

関連記事→あなたの英語が通じないのは発音が間違っているから。英単語は「スペル」よりも「発音」で覚えよう!

単語は書かずに聞いたり読んだりして覚えよう

英単語をおぼえるときは、書いておぼえてはいけません。

なら、どうやって覚えたらいいのか。

書いておぼえる以外の方法ならなんでもいいです。

フラッシュカード形式でもいいし、単語帳と赤シートで覚えてもいいし、音読して覚えてもいいし、聞いて覚えてもいい。

そのとき、ひとつだけ注意しましょう。

正しい発音で覚えること。

これさえできていれば大丈夫です。

単語の覚え方についてはいくつか記事を書いていますので、具体的な方法が知りたい方は参考にしてみてくださいね。

単語帳を利用した効率のよい英単語の覚え方

【英単語の覚え方】最短で英会話を習得したいなら単語帳は使ってはいけない!?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください