こんにちは、しゃいにーです。
リスニングの勉強法といってもいろいろあります。
ディクテーションやシャドーイングなど、どれも効果があるのは間違いないですが、間違った順番でやってしまうと思うように伸びていきません。
そこで今回は、5つの勉強法を易しい順に並べて紹介します。
英語を学びはじめたばかりの人や、リスニングを伸ばしたいけどどうすればいいかわからない人は、ぜひ読んでみてくださいね。
①フォニックス
「フォニックス」と聞くと発音の勉強法だとイメージするかたが多いかもしれません。
もちろん、英語の発音をよくするために効果的なのですが、フォニックスはリスニングの教材としても活躍してくれます。
というのも、フォニックスで学ぶのは音のルールだからです。
ネイティブがどのように英語を発音しているのかが分かるようになるので、リスニングもグッと聞き取りやすくなります。
▼おすすめの教材
シリーズで5冊あります。
が、たぶんサクサク終わります。
というのも子ども向けに作られたテキストだから。
全編英語のみですが、身構えなくて大丈夫ですよ。
子どもがやってできるんだから大人のあなたにもできます。
学生時代、勉強が苦手で授業中に寝てたタイプの人でもやりやすくてオススメです。
②ディクテーション
音のルールが分かったら、実際に聴いてちゃんと聞き取れるかやってみましょう。
教材はなんでもいいけど、やっぱり易しめのものから取り組むのがおすすめ。
中学レベルくらいのものを用意して、じっくりやってみてください。
1回で答えあわせしないで、何度も何度も繰り返し聞くのがコツ。
「もうこれ以上聞いても本当にわからない!」
となったら、そこでスクリプトを見て答え合わせをしましょう。
▼おすすめの教材
ディクテーション用に作られた教材ではありませんが、CDとスクリプトがあるのでOKです。
単語ひとつの読み上げからはじまるので、初心者にもぴったりです。
また、レベルごとに4つ分かれているのも特徴。
第1部 初級編(中1・英検5級レベル)
第2部 中級編(中2・英検4級レベル)
第3部 上級編(中3・英検3級レベル)
第4部 完成編(高校入試対策)
「単語一語レベルなんて余裕!」
「短い文ならラクラク聞き取れる!」
そんなあなたには『究極の英語リスニングvol.1』がおすすめです。
語彙レベルはやさしいですが、より実践的な内容になっているので、中学英語にもう少し負荷をかけたいという人にはぴったりです。
そして
「市販の教材だとイマイチやる気が出ない・・・」
という人はリリックストレーニングがおすすめですよ。
関連記事→Lyrics Training(リリックストレーニング)ならゲーム感覚で楽しみながらリスニング力が上がる!
難度はあがりますが、ゲーム感覚でできるのでハマると強いです。
友達の友達はこれでTOEICが爆伸びしたそうな。
わたしも一時ハマってこればっかりやってました。
③オーバーラッピング
オーバーラッピングは聞こえてくる英語にかぶせてスクリプトを読む、という勉強法です。
目、耳、口を同時に使うのでディクテーションに比べると負荷があがって忙しいです。
また、スピーキングの練習にもなりますよ。
お手本のスピードについていかないといけないので、知らない表現が多いとむずかしいです。
なので、ディクテーションで使った教材をそのまま再利用するのがおすすめ。
▼おすすめの教材
ディクテーションで使ったもの
④シャドーイング
シャドーイングはよく通訳の人が取り入れてる勉強法ですね。
英語を聴きながら、そのすぐあとについて聴こえた英文を口に出して言います。
やってみるとわかるけど、これかなり難しいです。
気をつけるところが多すぎて意識があっちこっちいっちゃう。
初心者は絶対に手を出してはいけない勉強法とも言えますね。
正直、シャドーイングはTOEICで800超えるくらいの実力がつくまではやらないほうがいいと思います。
それくらい高度な学習法です。
ディクテーションをしっかりやってください。
そして取り入れるなら、やはりディクテーションで使った教材を再利用するのがおすすめです。
▼おすすめの教材
ディクテーションで使ったもの
⑤多聴(聞き流し)
これはいろんな意見があるんですが、わたしは英語初心者の時点からやったほうがいいと考えています。
まず英語の音に慣れるって超大事ですし。
とはいっても単語やったり文法やったり初心者のころはやることがたくさんありますよね。
なので、最初に紹介したフォニックスをやりながら、1日30分くらいYouTubeかなんかで好きなジャンルの英語動画を見るくらいでいいです。
関連記事→英語の聞き流し勉強で効果を高める5つのポイント
リスニングって4技能のうち一番伸びるのが遅いというか、時間がかかる分野だと思うんですよ。
ほかの3技能みたいにテクニックでどうにかなる部分が少ないというか。
とにかく量聞いて慣れていくしかないんですよね。
なので、英語学習はじめたすぐから、できれば多聴もやってほしいなあと思ってます。
そこそこ英語がわかるようになったきたなぁって人にはさらに重要ですね。
そういう人は多聴は必須です。外せない。
関連記事→英語の聞き流し勉強法で得られる効果と並行してやってほしい勉強法
まとめ
以上、リスニングの勉強法を易しい順に紹介しました。
順番を間違えると効果ゼロではないけど、確実に効率は下がると思います。
この順番っていうのは大事な順でもあるんです。
やっぱり基礎が大事。
応用はぶっちゃけやんなくてもいいよってくらい。
(⑤の多聴だけはみんなやって!)
とにかく基礎をやりこんでください。
たとえば、
「シャドーイングしばらくやってるけど伸びないなあ」
と思ったらディクテーションとかオーバーラッピングに切り替える。
量こなしてるのに伸びない場合はやっぱり勉強のしかたが間違ってるんです。
そしてたいていが背伸びした勉強法を取り入れてるために伸びなくなってます。
伸び悩んだら、いちど立ち止まって「この勉強法は自分に合ってるだろうか」と考えてみると、スランプを抜け出すきっかけになるかもしれませんよ。
この記事があなたの英語学習のヒントになればうれしいです。