「英語を話すために必要なのは語彙力!」
「とにかくたくさん単語を覚えないと!」
そう思って毎日英単語の暗記を頑張っているのに、英会話ではいつも言葉に詰まってしまう。
いったいなぜなんでしょうか?

理由はカンタン。
単語帳にのってる英単語はあなたに必要な語彙を網羅していないからです。
ということで今回は、単語帳をいくら暗記しても英会話で言葉につまってしまう理由とその解決策についてお話します。
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単語帳に掲載されている単語は読むための単語
あなたが使っている単語帳はどんなものですか?
高校生なら「ターゲット1900」「システム英単語
」など受験対策のものが多いでしょうか。
社会人のかたはTOEIC対策に「金フレ」を使っていたり、英検対策に「パス単
」シリーズを使っていたりするかもしれません。
共通するのは、これらの単語はある特定のジャンルの英語を読むために必要なものであるということです。

もちろん、例外として日常会話に特化した英単語帳も最近は存在します。
「起きてから寝るまで~」シリーズなんかはそうですね。
こういった単語帳は英会話で「使うこと」を想定して作られているので、そのほかの単語帳に比べると効果はあります。
なので、最初のとっかかりとしてやるにはオススメです。
でも、これだけでは不十分なんです。
あなたに必要な語彙はあなたの日常にある
たとえば、子どものいる我が家では日常的にこんな会話が繰り広げられます。
「あ、今日帰りにおむつ買ってきて」
「了解。おしりふきは大丈夫?」
「まだ大丈夫そう。ありがとう。」
同じくお子さんのいる家庭であれば、こういう会話は日常茶飯事だと思います。
でも、これすぐ英語で言えますか?
たぶんですが単語帳ベースで覚えていると、「おむつ」「おしりふき」あたりで詰みます。
もうおわかりかと思いますが、単語帳はあなたに必要な語彙をカバーしていないんですよね。

あなたに必要な語彙はあなたの日常にあるんです。
使える語彙を増やすには体験ベースで覚えるのが効果的
最短で英会話ができるようになりたいと思うのであれば、単語帳ではなく体験ベースで覚えていくのがおすすめです。
体験ベースというのは、あなたの日常で言えなかった単語から覚えていくやりかたです。

さっきの例文でいくと、「おむつ」「おしりふき」ですね。
普段の生活や仕事などで英語を使う機会のある人はこういった「自分に必要な単語」というのは見つけやすいと思います。
会話で言えなかった表現がそのままあなたに足りていない語彙だとわかりますからね。
でも、独学などで英語を話す機会に恵まれない人はどうすればいいのでしょうか。
そういう人は、次の一文を常に意識しておくと簡単に見つかります。
「これ、英語でなんていうのかな?」
あなたが日常生活を送るなかで、見たもの、触ったもの、聞いたこと、感じたことなどそのすべてに対して「これ、英語でなんていうのかな?」と問いかけてみてください。

答えがすぐに出てくれば問題ないですし、言えなければ、その単語が「覚えた方がいい単語」ということになります。
最初は言えない単語が多くて、覚えなきゃいけない量に圧倒されるかもしれませんが、すぐにすべてを覚える必要はないので大丈夫です。
毎日、「これ、英語でなんていうのかな?」と問いかけながら生活していると、1週間のうち1回しか登場しないものと、1日に何度も登場する単語とが出てきます。
登場回数の多いものから覚えていけばいいのです。
登場回数が多い=あなたにとっての必須単語
ということですからね。

深く考えなくとも思いだす回数が増えれば自然と登場回数の多いものから覚えていくので大丈夫ですよ。
- 【暗記がニガテでも大丈夫】英語は繰り返しで身につきます
- 英会話を前提とした単語帳を使わない語彙の増やしかた
まとめ:自分に必要な単語から覚えるのが最短で英会話をマスターするコツ
人によって英会話で必要な語彙というのは変わってきます。
英会話を学ぶ目的として、「仕事で必要だから」という場合には、その業界の専門用語から覚えるのが早いし、「海外で暮らす予定があるから」という場合には身の回りの生活用品の名前から覚えていくのが早いでしょう。
いずれにせよ、自分が確実に使うであろう単語から学んでいくのが効率的です。
そのためにも「これ、英語でなんていうのかな?」を意識して過ごしてみてくださいね。

この記事があなたの英語学習のヒントになればうれしいです。