英検1級の英作文ともなると、ただ単に「英語ができる」だけでは太刀打ちできません。
環境問題や国際情勢など、時事的なニュースについて把握しておく必要があります。
さらにそれを英語でも説明できるように・・・となると、もはやどこから対策していいやら分かりませんよね。
英作文だけに時間をかけているわけにもいかない、かといって対策ゼロでは絶対に攻略不可能。
そんなやっかいな英作文対策ですが、わたしは無料のとある教材を活用することで、「背景知識がなさすぎて書くことが思いつかない」という状態を解消することができました。
その無料の教材とは、DMM英会話のデイリーニュースです。
正直に言って、「これが無料でいいのか・・・?」と心配になるくらい優れた教材で、英作文対策でなくてもオススメしたい教材のひとつです。
記事後半にわたしが実際にやっているDMM英会話のデイリーニュースを活用した勉強法も紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
contents
DMM英会話のデイリーニュースが英検1級の英作文対策に適している理由
この教材の良いところは沢山あるのですが、ひとまず箇条書きで説明すると以下のような感じになります。
- ガチのネットニュース記事よりも易しい
- 例文&音声つき語彙リスト
- 関連ニュースで芋づる式に知識を得られる
- サイト内検索で読みたいトピックの記事が探せる
ひとつずつ詳しく見ていきます。
ガチのネットニュース記事よりも易しい
まず1番はこれです。
英検1級の英作文対策としてよく「日頃から英文ニュースを読んで時事ネタに精通しておきましょう」的なことを言われます。
でも、わたしのようにニュースなんてよほど興味のあることでない限りはこれっぽっちも読まない人間にとって、英語のニュース記事を読むのって苦痛で仕方ないんですよね。
読むスピードもガチのニュース記事なら頑張っても1日1記事のペースがやっと。
苦労して読んだ割に肝心の背景知識は全くついている気がしない。
まじで苦痛。本当に無理。そして挫折。
でも、DMM英会話のデイリーニュースなら、もっと軽い負荷で、サクサク読めて、背景知識もどんどん身につきます。
なぜかというと、ガチのニュース記事より圧倒的に易しいからです。
もともとDMM英会話を受講するひとたちのレッスン用に作られている教材で、VOA newsなどの記事が英語学習者向けに易しい英語で書き直されているんです。
レベルも5〜10と幅広く、長文を読むのがあまり得意でないひとやニュース記事を読み慣れていないひとでもとっかかりやすい。
さらに記事の長さも短い。
スマホで読むと1、2回スクロールしただけで終わります。 最高。これなら頑張れる。
例文&音声つき語彙リスト
デイリーニュースの使いやすさは、その語彙リストにもあります。
大体5〜6つの単語やフレーズが記事本文の前に用意されていて、それぞれ日本語と英語で意味が説明されています。
その下には例文もひとつの単語につき最低1つ載っています。

しかもこれ、単語と例文のほとんどが音声つきで発音チェックも可能なんです。
(英作文対策としては発音は必須ではないですが、あったほうが覚えやすくないですか?どのみち覚えなきゃいけないわけだし…)
さらにさらに、日本語訳が必要のない人は日本語訳を消すこともできるんです。

中級レベルの英語で英語を学びたい層にも配慮されていてとっても使いやすい!
関連ニュースで芋づる式に知識を得られる
記事を読み終わったあと、そのまま下にスクロールしていくと関連ニュースがいくつか表示されます。
読んだ記事と似通ったテーマや分野の記事が紹介されているので、この中から選んで記事を読むことで、そのテーマに関する知識をさらに深めることができます。
使っている語彙フレーズもその前に読んだ記事と同じものが重複して登場することも多く、意識して復習する必要がありません。
関連する記事を何本も読み進めていけば、その分野に関する重要な単語やフレーズが繰り返し出てくるので、何度も見かけるうちに自然と覚えられます。
サイト内検索で読みたいトピックを探せる
英検1級の英作文に出題されるテーマはほぼ決まっています。
なので、これに沿ったテーマの記事だけを読み進めたいと思ったときにこのサイト内検索がすごく便利なんです。
たとえば、再生エネルギーについての記事が読みたいと思ったら、「renewable energy」と検索をかける。

そうすると、サイト内にある再生エネルギーに関する記事がズラっと出てくるんです。
これは本当に便利。
DMM英会話のデイリーニュースを活用した英作文対策のやり方
ここからは実際にわたしがやっている、英作文対策のためのデイリーニュース活用法を紹介します。
ちなみに全部で3ステップあります。
- レベル5~6の気になった記事をジャンル問わず読む
- 英作文に出題されそうなトピックを万遍なく読む
- 出題されそうなトピックを分野ごとに数本まとめて読む
順に説明していきますね。
レベル5~6の気になった記事をジャンル問わず読む
まずは記事読みに慣れるため、できるだけ負荷なく読めるレベル5~6の記事をたくさん読みます。
ジャンルは特に決めず、自分が読みたいと思った記事を直感的に選んで読む感じ。
かならずしも英作文に出題されそうなトピックでなくても構いません。
この段階ではまずニュース記事を読むことに慣れるのが大事なので。
ほんとに、そこからなんですよね。
「ニュース記事」というだけでなんとなく苦手意識があり、テンションが上がらなかったのでタイトルを読んで興味のあるものだけ読む、という感じで進めていきました。
英作文に出題されそうなトピックを万遍なく読む
記事を読むのに慣れてきて、苦手意識が薄くなってきたらようやく本格的に英作文対策です。
英作文に出題されそうなトピックを万遍なく読みあさります。
この「出題されそうなトピック」は、英作文対策で購入したテキスト(旺文社の『英検分野別ターゲット英検1級英作文問題 改訂版』 )を参考にしました。
新着記事の中から、「あ、これテキストに出てきたのと内容が被ってるな」と思った記事をクリックして1日1〜2本くらい読んでいました。
単に時間が取れなかったのもありますが、それ以上は記事を読むのがやっぱり苦痛でした(笑)
でも、ある程度続けていくと、その分知識も溜まるので記事を読むのがかなり楽になります。
そうなったら次のステップです。
出題されそうなトピックを分野ごとに数本まとめて読む
出題傾向にそって記事を読むのが楽になってきたら、今度は同じトピックが含まれる記事をまとめて読みます。
たとえば、環境問題を扱う記事を3~4本続けて読む、といった感じです。
DMM英会話のデイリーニュースは、この記事の前半でもお伝えしたとおり、関連記事が下に数本出てくるので、基本的には記事を読んだあとにそのままそこから選んで読んでいきます。
必要に応じてサイト内検索も活用して、とにかくそのテーマに関する記事を読んで読んで読みまくる。
そうすることで、知識量と語彙力を加速的に増やすことができるんです。
大体1日1テーマという感じで日替わりでテーマを替えていくようにしています。
最初は1記事読めばギブアップしていた記事読みがこの頃には格段に楽になり、むしろ「もっと読みたい!」という気持ちになっています。
なんというか、いろんな分野について知識が溜まっていくのが快感なんですよね。
このレベルになって改めて英作文の問題に取り組むと、かなり文章が書きやすくなっているのがわかります。
わたしの場合は、今まで問題の一文を読んでも何を書いていいやらさっぱりだったのが、「これとこれとこれを根拠に論を展開しよう」と5.6分考えればアイデアが出てくるレベルになりました。
「背景知識がゼロで書くことがない…」という状態から、少なくとも書く材料が準備できるようになったのです。
効果を感じられるまでにかかった期間
子育てと家事の合間での勉強で、1日1時間も勉強時間として確保できない日が多いですが、大体2.3ヶ月くらいでここまで来た感じです。
個人差もあると思うのではっきりとは言えませんが、もっとしっかり時間をさける人なら、その分効果を実感できるまでの期間を短縮できる可能性は高いと思います。
「エッセイを書こうにもまず背景知識がないんだよなぁ」と悩んでいるなら、ぜひ一度このやり方を取り入れてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になったら、シェアやコメントなどくださるとうれしいです。記事を書くモチベーションになります。